『フェラーリ』エゴイスティックで独善的、掴み所のない空虚な存在感を漂わせる主人公エンツォ・フェラーリと比べ、ペネロペ・クルス演じる妻ラウラが本作のMVP。怒りの中に奥行きのある哀しみや諦観を感じさせる佇まいが、カタルシスを排除したドライな物語に熱をもたらし、強く牽引していく。

フェラーリ